県政する先生

毎回タイトル意味無し!
都市牧歌についてはいれる内容が決まってきたのであるが、肝心のレイアウトでつまずく。アートブックみたいな媒体なので、ナラティブ、物語性は無いのだけれど、どうしても前のページと次のページと関連を付けなければいけないと思っている。そう思っているので、関連づけて物語性を持たせるだけなのだけれど、レイアウトにおいてつなげていくような工夫をしていかないと、次のページ、次のページ、次のページ、という風に淡々と進んで、絵や写真を見るだけの謎の本になってしまう。思わず手を止めるような部分と、パパッと読み飛ばすようなページが共存しつつ、絵も写真もミクストメディアの作品も入れるけれど統一感を持った仕上がりにする。結構思い詰めているのは仮で作ったものに惜しい感じがあったからです。かなり、道を進んできた。もはや10枚しか見せるものの無い人が10枚見せるのではなく、400枚見せるものがある人が10枚にするというような苦しみにいるのだ。そこには人工知能的な視点とは違う人間的なキュレーションの視点が必要になる。

作ったことは無いけれど、ミュージシャンがアルバムを作る作業もこんな感じな気がする。良い曲だけれど入れられなかったり。何となくつながりを持たせたりぶった切ったり。どこをどうすれば良くなるか指示もなければ普遍的なノウハウも無い。感覚の一言に落ち着く。

雑誌など見る時、レイアウトなんかは気にしていないのだけれど、都市牧歌は文章の無い紙媒体である。そんな時、レイアウトの重要度は高まる。ここには、ミニマリズムを標榜している作家と同じ苦しみがあるように思う。要するに、色を30色使うことよりも1色だけ選ぶことが難しいのである。30色使うなら正直なところ、紫色の所がピンクだったとしても大して変わりはないと思う。 1色の場合は問題だ。激しい演奏時は少し失敗した所で誤魔化せるだろうが、音数の少ない弾き語りでは失敗が目立つ。逆にいえば、少しのこだわりや工夫が大きな影響をもたらす。

伝えたいものはぼんやりとあるので、そのイメージを失わないように都度、選択をしていかなければならない。