熱をだしていました。熱を出しながら高円寺に行き、前線という展示を見た。同い年くらいの人達のグループ展だった。なおき君がヤマムラシオンさんという人とともに、ステマをテーマとした作品を作っていた。なおき君は、毎度のことだけど、とってもアイディアが良いなぁと思う。前々から作っているものと何か明確な関連性があるわけではない気がするけれど、全体を通して、世の中を斜めに見て新しいやり口を発見して突破していくプロだと思う。僕も、見習わなければ。というか、なおき君の映像を見て思ったのだけれど、僕のポテズバックとやっていること自体は似てる やっぱり結構路上にチャンスはあるな。
ヌケメさんという人の、グリッチ刺繍も素晴らしかった。googleのロゴをバグったミシンで良い感じに縫い付けるんだ。なおき君によると何通りものパターンをミシンのプログラムをバグらせることによって作れるという。アイディア自体もそうだけど、何より、普通に見た目が良かった。googleのロゴがそのまま刺繍されているTシャツよりあのTシャツ着たいもん。 なんだかんだで見た目が良いものっていうことは大事だとおもう やっぱり何か作るっていうことはやり方とかプロセスに目が行きがちだけれど、僕は結果として良い見た目になっていたりすることは大事な気がする。
ジョン・ケージが作曲した、4分33秒という曲があって、それは音を鳴らさない時間を4分33秒続けるというもの。なるほど確かに、音楽とは何かとか、何をもって演奏とするのかということを考えさせられるという意味で世の中で一番最初にやる意味はある。 ただこういう知識ゲーム的なことは二番目になると限りなく意味が薄れる。
その後、Gallery Cafe3で、近藤晃美さんの油絵を見た。一言で言い表せないけれど、すごく素敵だった。色。描くっていうことへのよろこび。自分もキャンバスに油絵でやりたいなぁと思った。前線の空間の中にあったギラギラした感じがなくって、すごく落ち着いて、何か印象に残った。
結局、両極にあるような所の二つとも好きで、自分がどちらとも決めかねているんだろうなぁ。展示をやったりするのも憚られるのは、そういう気持ちから来ていると思う。絵を10枚くらい、壁にかける。そのシンプルさの中にリズムとかバランスを見つけて空間を作っていくことが一番だと思う気持ちと、もう少しインスタレーションとしてというか、展示であるっていうことを意識して、絵を飾るなんてことすら止めて、もうどうなるんだかわからないような所に賭けてみたいっていう気持ちの二つがある。でもって、どちらもやるっていうのは結構難しいんだなぁ。
そんなわけで、これからも絵を描きつつもっともっと考えていかなければならない。